Time of money とアノマリー

投資の基本として、お金の時間(Time of money)とアノマリーの確認をば。


先ず、主な「お金の時間」は以下。(※一例であり、証券会社によって異なる。)

  • 東証:毎週月曜日~金曜日 / 前場 午前9時~11時30分 / 後場 12時30分~15時
  • 名証,福証,札証:※後場が「15:30」まで以外、東証と同じ。
  • 米国株式:毎週月曜日~金曜日 23:30~6:00(サマ*:22:30~5:00)
  • FX:月曜日 7:00~土曜日 6:30(サマ*:月曜日 7:00~土曜日 5:30)

※サマ* = サマータイム。対象期間は3月の第2日曜日~11月の第1日曜日まで。


証券会社毎に違ったり、国毎の祝日があったり、メンテ時間があったりするものの主にはこんな感じ。これら全てに手を出していても、土曜の7時前から月曜の7時前まではストップ。



んで、時間や時期に関連する要素である「アノマリー」をここで簡単に。

ファンダメンタルを戦略、テクニカルを戦術とすれば、アノマニーは経験則。

  • ファンダメンタル = 経済的要因を分析。財務状況や業績から企業価値を計り、世界経済の中心アメリカの経済指標も参考に今後を読む。長期向き。
  • テクニカル = チャートを分析。過去の水準や推移などから割高性を判断。使われる指標は、トレンド系とオシレーター系に分かれる。中短期向き。
  • アノマリー = 何故かよく起こる事象。法則や理論、合理性とは無関係なのでファンダメンタルやテクニカルではフォローできない部分。

投資におけるアノマリーにはそれなりの理屈はあり、それとともに、多くの投資家がアノマリーを意識して動くので結局スルーできない。


TOM効果(turn of the month)

月単位で、26-5日が買い、6-25日が売り。

機関投資家が保有株式の評価額を上げようと買い、多くの投資信託が購入日を月末設定、更に、給与支払日が月末に集中してる事で個人投資家も買い増す。TOM効果に基づく投信もある程。


Sell in May(5月に売り逃げろ)、夏枯れ相場、ハロウィン効果

年単位で、4,5月に売れ、買うなら9,10月から。

特に外国株式で、最重要アノマリー。5月は、ヘッジファンドなどの決算が集中しポジション整理の売りが加速。この格言、Sell in may and go away. But remember to come back in september. 、9月に戻れと続くのだが、重要なのは8月には戻らない事。5月から相場は荒れ、下げ、枯れる。7月から9月にかけては、外国人投資家はバカンス、日本も夏休みや盆休みで「夏枯れ相場」に。本当に8月は最悪で、盆休みだからとかで投資すると痛い目に。「ハロウィン効果」も含め、9月か10月になるまで我慢しましょうという教え。ちなみに、9.23が中間決算のピークで底打ちの彼岸底。米株も10月が底と言われる。


掉尾の一振、1月効果、節分天井、4月効果

年末年始は、年末に買い、大発会の高値で売れ。

日経平均は12月下旬に底値を付けるも最終日は上げやすく、大発会に高値を付けてた後は1月11~15日の底までズルズル下げる。その後は5月に売る株を着々と仕込めば。


ゴトウ日の仲値トレード

五十日は、9時前後にドル買い、9時55分に売れ。

銀行は仲値が決まる9時55分にはドル高(円安)にしたいので、その前の安い状態で大量に米ドルを仕入れる。結果、9時55分の仲値はドル高(円安)になる。9時55分まで上昇したら、9時55分に反転して下降トレンドに向かう可能性が高いので、ショートでエントリーするのもあり。この動きが、五十日(毎月5,10,15,20,25日と月末日)にパワーアップ。ただし、土日休日の場合や、円高トレンドの場合は通用しないので注意。


月曜日の窓埋め

月曜日 7:00 日本の市場で取引が始まった際、レートが乖離する事がある。この時、窓が開いたとは逆方向にポジションを。


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